こんにちは!デザイナーの園田です。
今日は、蝶の羽について書きたいと思います。
蝶の羽は、色鮮やかなものが多く、とても美しいです。
その中でも、「世界一美しい」といわれている羽を紹介したいと思います。
この、目が覚めるような青色の蝶は、モルフォ族の蝶たちです。
この羽は、明るい青を反射し、斜めから見ると紫っぽくなる特徴があります。
ちなみに、この蝶は、「キプリスモルフォ」です。
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花びらのような形をしていて、瓦のように一部重なりながら、規則正しく敷き詰められているのがわかります。
鱗粉1枚の大きさは、縦0.1ミリメートル、横0.05ミリメートルと、とてもとても小さなものです。
モンキチョウの鱗粉は黄色の色素、アゲハチョウの鱗粉は黒色や黄色の色素を持っています。
それに対し、モルフォチョウの鱗粉が見せる、この美しく輝くメタリックブルーは、色素ではなく構造色が
私たちに見せている色なんです。
青色の光の波長だけが、ぴったり合った状態で強く反射するように絶妙に計算されたものです。
もし、厚みや間隔が少しでも崩れたら、茶色か、灰色にしか見えなくなってしまいます。
まさに奇跡の構造です!!!