初めまして、製作(出力)の岩田です。
パソコンで出力するデータを作ったり。出力して、それを切ったりラミネートしたり。
はたまたカッティングシートを抜いたり。たりたり、してます。
「看板屋で働いてるって?何してるの?」と聞かれることがしばしばあるのですが
「製作してるんだ~」と返事をすると
「え!?デザインしてるの!?」か「すごい職人なとこじゃん!!」
と大体言われます。そうじゃないんだ。デザイナーと職人の間のことしております。
そんな出力で個人的やばい作業ランキング1位はシート抜きです。
細かければ細かいほど、目を血走しらせながら抜いています。
話は変わりますが
2月に六本木の森美術館で開催された「村上隆の五百羅漢展」に行って来ました。
鮮やかかつ、独特なタッチで描かれた絵や、オブジェはとても壮観。
(へ~~~。ふ~~~ん。)
と思いなら作品紹介が書かれた壁に手を触れた瞬間
それはなんとすべてカッティングシートでした。
展示数も多くいので、もちろん作品紹介もとんでもなく多く、細かかったです。
私はあの展覧会で誰よりも作品紹介を見てた自信しかありません。
きっとあのシートを抜くのに沢山の汗と血と涙のドラマがあったことでしょう。
それからというもの街中でカッティングシートを見るたびに
そのことを思い出してオォウッツ…となります。
身近なお店のウインドウに貼ってある【STAFF ONLY】も【診療時間】も
誰かが目を血走らせながら点を探し、作ったものなんだなあ…
私もこれからどんどん抜いてくぞー!!おーーー!!