あれっ?佐世保に着いたんだから今度は帰りの1300kmの道のりをレポするんじゃない
デザイン部・吉田です!
何だかあっという間に8月が終わってしまいましたが、皆さんはどんな夏休みを過ごしましたでしょうか。
私は昨年は伊勢にいったり能登にいったりもう気の向くまま走り回りましたが、
今年は年のせいか腰というか痔の痛みが増し「ああそうだ、温泉に行こう」と何だかどこかで見たようなフレーズと共に長野は渋温泉に2泊3日で行ってまいりました。
相も変わらず無計画ツーリングな私、奇跡的に空いていた宿だけとりあえず2日間予約して何も調べることなくスマホ片手に出発。
行きは迷いましたが中央高速~長野自動車道で280kmをすっ飛ばし現地に向かいました。
というわけで到着です。
ここ渋温泉周辺はいくつもの温泉街が密集しており、
高速を降りてすぐという好立地にとっても温泉まみれな山の集落があるんですね。知らなかった!なんて場所だ!
宿のお父さんお母さんのご好意で宿の前に停めさせていただき、早速2日間お世話になるお部屋へ。
部屋に入ると既に布団が敷かれておりました。素晴らしいです。この弾丸ツーリングで疲れるであろう体を見越しているかのようなお気遣い。これぞ日本のが誇るお持て成しの心。
よし、寝るかとりあえず荷物を置いてひと息つきます。
しかしなんだ、280km走っただけでやや疲れが。これも年でしょうか。
部屋には備え付けのテレビと・・・
これがエアコンです。スイッチはダイヤル式なんですね。初めて見ました。昭和な感じでしょうか。というか現役なのが素晴らしい。
ダイヤルを見るとシンプルに弱・中・強しかなく、しかしながらここは長野の山の上、夜は寒いだろうし暖房は一体どこにあ・・・
えっ?なんか緑色のやつが気になる?
ああそうですよね、気になりますよねこれ。
最初いやー懐かしい雰囲気を演出するオブジェがあるな流石は渋温泉と思いきや電話です。配線がつながっており、しっかり使えます。宿泊中は使わなかったですが。おしい。
とりあえず来るまでにゲリラ豪雨で冷え切った体を温めるために颯爽とお宿の温泉に突撃。時刻はまだ3時。さすがに誰もいないですね。
渋温泉はどこも源泉かけ流しだそうで、湯温が65度とか。え?白湯?
いやそれ入れるの?と軽く手を突っ込むとものっそ熱い。あれが温卵になる左側は源泉純度100%かけ流しなんですが、横にはお水を入れて入れるようにしてある湯船もあります。やや熱め。でも安心してください、入れます。
というわけで頑張って湯治開始、入って水風呂からのシャワー、そして入って水風呂からの以下略
しばしつかって汗を流しました。温泉は良いですね!
厳密に言うと泊まった場所は渋温泉ではなく「湯田中温泉」という隣の温泉街で、ここから渋まで歩いて5分くらい。外は夏真っ盛り。湯上りでほてった体に激熱です。歩いて数分で汗が吹き出します。
湯田中散策は夜に行くことにして、まずはお目当ての渋温泉外へ足を運びました。
車の走らない国道?をひたすら歩いていくとこんな看板がお出迎え。良いですね!旅情が溢れます。
渋温泉の入口に来たようです。
思いのほか広い?とりあえず端まで行ってみましょう。
ここは千と千尋の神隠しのお湯屋のモデルになったらしい建物があるらしく、それもこの場所を選んだ理由のひとつ。そいつはぜひ見てみたい!
渋温泉には全部で9個の外湯があるのですが、この場所で宿泊した人のみが入れる「鍵」がないと周ることができません。
(外湯にはすべて鍵がかかっています)
ただし1か所だけは一般に開放しているとのこと。
これが外湯です。1から9番まで番号がふってあり、中は数人しか入れないような狭いお風呂とのこと。鍵が無いので潜入できず・・・無念・・・
まだ日が高い時間帯ではありますが、浴衣をおめしになられたお客さんがちらほら見受けられました。下駄をはいているのか、カランコロンと小気味よい音が風情を盛り立てます。
温泉をはしごしながらそぞろ歩き、手には巾着・・・素晴らしい街ではありませんか。
街の中央にある大きな駐車場には「渋猿君」というマスコットがおわします。
しかしなぜ猿か?それは翌日判明するのです。
この巨大渋猿君は地元の方々のお手製?らしいです。愛が溢れておりますね。
渋温泉のそばには川が流れており、いくつかかけられた風情のある橋を渡るとこんな感じ。
つくづく良い街ではありませんか。旅情とはこういう景色をいうのでしょうね。わびさびです。来て良かった。
街の中央あたりにある建物を見上げて気づく、おおっ、これが千と千尋ですね。
手前には小さな駐車場があり、メインストリートからは見上げる形になります。
昼間見てもなかなかの迫力。これがお湯屋か・・・!
勿論宿泊施設なので、ここに泊まることもできます。
うろうろしてたら日が暮れてきました。
何度も金具屋さんの前を通ります。明かりがともるとさらに千と千尋感が増しますね。
お腹がすいたので夕飯を食べられる場所を探して歩きます。
しかしどこを見ても開いてる気配がなく、お土産屋さんのおばあちゃんに聞いてみたら
お店が開くのは18時以降とのことで。今は17時過ぎ。まだ先か・・・ちょっと待つことにして、足湯入ったり神社行ったりして時間をつぶし、お店が開くころに突撃。
川魚とアルコールを摂取しました。
外に出ると良い感じに暗くなっておりました。早速金具屋さんを拝見。おお、これだ!パンフで見たやつ!
流石にここ目当ての方が多いようで、多くの方が写真を撮っていました。
渋温泉には卓球場や射的場があります。ちょっと覗いてみると遊んでる方が結構いました。
いいなぁ、修学旅行を思い出しますね。
入ろうか迷ったのですが何だか店内の雰囲気がアウェーだったので自粛。眺めるだけにとどめます。
翌朝。
早朝の人のいない時間帯を狙ってバイクで侵入(大丈夫、車入れますよ)
テ●リストのごとく撮影をぶちかましまくります。
撮るなら今しかないで!ここに来た証を残すんや!
ここは渋温泉街の中央にある無料の足湯です。
隣には小さな神社もあります。
後半へ続く