趣味のお話~ナポレオン戦争期イギリス陸軍編~

こんにちは。
営業部の蒔田です。

入社してから早1年が経ちました。
2年目はさらに活躍できるよう邁進していきたいと思います!!

 

さて、そんな2年目の最初のブログですが、そろそろ趣味の話を出してもいいんじゃないかと思いましてこちらの本をご紹介させていただきます…

それがこちら

実はわたくし、ナポレオン戦争の頃のイギリス軍が好きで当時の軍服や歴史を調べてイラストを描いたりしています。

ピンポイント過ぎてなかなかわかってもらえないことが多いですw

この本はイギリス陸軍軍服のアメリカ独立戦争から第一次大戦直前までのおよそ150年の間の移り変わりを紹介しています。

各部の詳細も載っていてなかなか貴重な一冊です。

さらっと内容をご紹介しましょう!

まずイギリス陸軍は兵科(役職)ごとに軍服が別れています。

当時の兵科は大別して以下の4種類です。

①歩兵 Infantry:陸軍の主力
②騎兵 Cavalry:機動力を活かした攻撃を行う
③砲兵 Artillery:敵陣の破壊、歩兵・騎兵への抑止力
④工兵 Engineers:陣地構築、爆薬の取扱

そしてもっと細かく見ると以下のようになります。

①歩兵
a.戦列歩兵 Line Infantry:隊列を組んで戦う一般兵
b.フュージリアーズ Fusiliers:精鋭部隊を起源とする一般兵部隊
c.軽歩兵 Light Infantry:現代歩兵の元となった兵科
d.ライフルズ Rifles:狙撃兵。軽歩兵の一種

②騎兵
a.近衛騎兵 Household Cavalry:国王を守る精鋭部隊
b.竜騎兵 Dragoons:攻撃担当の重騎兵
c.軽竜騎兵 Light Dragoons:偵察や部隊間の連絡担当の軽騎兵
b.ユサール Hussars:精鋭軽騎兵

③砲兵
a.砲兵 Foot Artillery:歩兵に随伴する一般砲兵
b.騎馬砲兵 Horse Artillery:騎兵に随伴して素早く移動できる砲兵

④工兵
a.技術士官 Engineers:土木技術者
b.工兵 Sappers and Miners:技術士官の指揮下で工事を行う兵士

このようにいっぱいあるのですが、軍服の形はまず大別すると「士官か兵士か」「馬に乗るか乗らないか」で分けられます。

まずは馬に乗らない兵科の軍服をご紹介しましょう。

特徴として燕尾服が基本になっていて、ナポレオン戦争後半になるとその裾を切り詰めたチュニックが導入されていきます。

 

●歩兵士官
左から擲弾兵士官、戦列歩兵士官、軽歩兵士官
※擲弾兵…戦列歩兵の精鋭のこと

●歩兵 兵士
左から上級軍曹、戦列歩兵

●歩兵 兵士
左から擲弾兵、軽歩兵

●歩兵の帽子
羽飾りの色が兵科を示しています。
左から
白:擲弾兵・フュージリア
白と赤:戦列歩兵
緑:軽歩兵

●ハイランダー連隊
士官
一人の王が4つの国を統治しているイギリスですが、その中でも山岳地帯に住んできたスコットランド人(ハイランダー)は強靭な体と勇気のある精鋭として知られています。
彼らは伝統的な民族衣装キルトを軍服の正装として着用することが認められていました。

●砲兵
左から砲兵騎手、砲兵士官、曹長
砲兵は戦列歩兵に準じた形ですが、色は青がメインになっています。

●工兵
この本には載っていないので絵はご紹介できませんが、工兵の軍服は歩兵とほぼ同じです。
工兵の軍服は歩兵の白い縁取りが黄色になります。

 

続いて馬に乗る兵科の軍服です。
こちらも元々は燕尾服型でしたが、ナポレオン戦争開戦の頃には裾の短い軍服が主流になっていました。

主に竜騎兵・軽竜騎兵・ユサールの3パターンに分かれます。

●近衛竜騎兵
左から曹長、士官(略服)、士官
ボタンの無いホック式の軍服が特徴。
中央の黒い服は後述するユサールの軍服に通づる複雑な装飾が目を引きます。
王室騎兵隊も近衛竜騎兵とほぼ同じです軍服です。

●竜騎兵
左から曹長、士官
こちらは一般の竜騎兵隊。
王室騎兵隊・近衛竜騎兵隊とそっくりですが、袖口の折返しの形状が異なります。

●軽竜騎兵
左から曹長、士官
竜騎兵隊と打って変わって青がメインカラーの軍服です。
ちなみに色違いの赤いバージョンの軍服もあったのですが、そちらは当時の憲兵隊の軍服として採用されていました。

●ユサール
左右どちらも士官
おそらく当時の軍服の中でもっとも派手だったのがこのユサール。
イギリスだけでなくフランスやプロイセンなどヨーロッパ諸国にこのユサールという兵科があり、皆一様にきらびやかな軍服を着ていました。
マントとして左肩にかける上着(ペリース)が特徴的です。

●ユサールの上衣(士官)
金モールとボタンで前も後ろも飾られています。
ペリースもほぼ同じ装飾です。
ちなみに兵士の軍服はこのモールが金から黄色になり、装飾も少し簡略化されます。

 

さて、ここまで長々とお届けしてしまいましたがいかがだったでしょうか?
このナポレオン戦争期の軍服は後にヴィクトリア朝期に入っていくと機能性と装飾性のバランスを変えながらさらに進化していきます。
が、個人的にはこのころの軍服が一番お気に入りです!

次回は砲兵部隊のお話をしようか、それともイギリス海軍のお話をしようか…

それでは皆さんも良いナポレオニックライフを!

海藻3兄弟

こんにちは。
プランナー岸です

ここ最近ぽかぽか陽気で春を感じますね。
外遊びが気持ちいい季節ですがまだまだコロナ禍。。

 

これにつきますね。
医療に従事されてる方には本当に頭が下がります。

 

そんな中の我が家の太陽。

コロコロ体形止まりませんね。。
そんな彼女に仲間ができたのでご紹介。

左から
『ひじき♂』
『もずく♂』
『めかぶ♀』

仲良くなりますよーに。

 

3回目の登場で何書こう。

全国1億2000万人のオーエスアートブログファンの皆様、
いやいや参りましたね3回目の登場、デザイン部 佐藤(由)です。

桜が少しづつ咲き始め、町が華やぎ始めました。
現時点ホントはそうでもないですが。

さてさて今回も何について書こうかと悩んでおりまして、
一旦はローレンス・スターンのトリストラム・シャンディについて書き始めたですが、
ブログで書くには奇抜なものになってしまいましたので、またの機会にしようと思います。

では、今回は何を書こう。

前回は何を書いたのか忘れてしまいましたので見直してみると
まあ、酷いもんです。

かと言って反省もしておりませんで今回も期待されても困るというお話。

なので(?)今回は我が家に数多くいるペットの中からご紹介。
餌をあげながらどの子を紹介しようか悩んでいると、
ウル目でこちらを見ている子が!

爬虫類界では人気ベスト3に入るであろうニシアフリカトカゲモドキ 通称ニシアフ。
ウルウルした黒目に控えめでおっとりとした性格が多く、気候の変化にも強いしカラー種類も沢山いる手触り最高の人気種。
ただ一般的に警戒心が強く、ずっとシェルター(隠れ家)に隠れっぱなしでエサ以外は顔を出さないから悩ましい。

我が家にいるこの子はワイルド個体(野生採取)で気性が荒く、
お迎え当初は口を大きく開け威嚇され、嚙まれもしました。
エサも生餌で私がいなくならないと食べない困った子…。

しかし月日は流れ、ベイビーから育てたのが良かったのか2年近く経った現在は、
ハンドリング(ふれあい)を嫌がらないし、人工餌も食べるし、
私が近くに行くと寄って来るニシアフらしからぬベタ慣れっ子!
10cmも無い小さな体が現在は20cm越え!
出来るだけ長生きしてもらいたいものです。

今回は優しいブログになってしまいましたので
次回は暴力と破壊をテーマにしようと思います。

明日は良い事がありますように。