毎年末、熱海の実家(アトリエ)で新年を迎える。
久しぶりに実家に着くと庭先では、油絵の具で汚れた服を着た男が絵を描いていた。
その男とは、私の父親だ。
今年75歳を迎える父は、長年の夢だった日本藝術院の会員になる事が出来た。
芸術の世界を知っている人なら、この価値が分かると思う。
ちなみに日本藝術院の洋画部門の会員は全国でたったの12名しかなれない。
絵だけを信じ描き続け、夢を叶えた父を誇りに思う。
ちなみに母親も水彩画家であり、父親の絵とは対照的で繊細なタッチの幻想的な絵を描く。
今年、日本橋の三越本店で個展をするので、その告知ポスターのデザインを僕がする事になった。
むかし僕が美術の専門学生だった頃は『絵なんて・・・』っと思っていたが、
今は時間があればまた、小さな絵でも描いて公募展に出そう考えている。
2017年も初心を忘れず、この看板業に自信と誇りを持ち続け、最高のデザインと看板を作ります!
宜しくお願いしたします。