突然ですが、皆さんはどんな動物がお好きですか?
犬や猫、ウサギ、ハムスターなど自宅で飼育できる動物を挙げる方もいれば、パンダやカピバラ、ペンギン、イルカなど動物園・水族館で飼育されている動物を挙げる方もいると思います。
楽しさや癒しを与えてくれるかわいい動物たちは、子どもから大人まで幅広い層に愛されるため、最近はアニマルが主役のテレビ番組もかなり多いですよね。また春や夏の長期休暇の際には足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。
昨今のアニマル人気から、新設したりリニューアルしたりするパークもあるのではないでしょうか。
今回は、動物園や水族館の看板でお客さんを楽しませるコツを解説いたします。
看板の種類やデザインの事例、おすすめの看板商品なども併せてご紹介しますので、これから看板を新しく設置される方で、人の目をひく看板デザインで悩んでいる方や、パークの新設やリニューアルを検討されている運営者さまはぜひご参考になさってください。
アニマル人気の背景やパークに求められていることとは?
動物園や水族館に看板を設置してお客さんに喜んでもらうには、「どうして動物が人気なのか」「どんなパークに行きたいと思うのか」を理解する必要があります。
ここではまず、アニマル人気の背景やパークに求められていることを解説します。
ペットを飼うのが好きな人が増えている!
平成22年に発表された内閣府の世論調査では、ペット飼育の好き嫌いについて、「好き」と回答した人が72.5%という結果が出ました。
平成15年の調査結果では、「好き」と回答した人が65.5%でしたので、ペットを飼うことが好きな人の割合が増えているといえます。
また、ペットを飼っていて良いと思ったこととして、「生活に潤いや安らぎが生まれる」「育てることが楽しい」と答えた方が多くを占めます。
動物との日常的な触れ合いは、私たちにプラスの感情を与えてくれるんですね!
少子高齢化により、高齢者が多く子どもが少ないといった背景も「ペットは家族の一員」という考え方に繋がっています。
出典:内閣府 世論調査
動物園や水族館に求められていること
ほとんどの人は、たくさんの動物を観察したり触れ合ったりすることを目的にパークを訪れます。
ですから、動物園や水族館を運営するにあたり、動物の種類を増やし、施設を充実させていくことは不可欠といえるでしょう。
しかし、来園者(来館者)が求めているのはそれだけではありません。
平成29年に発表された浜松市の調査では、若者や子育て世代の半数以上が過去5年間に動物園に行ったと回答しています。
来場者の注目は動物の種類の多さや豊かな自然、入園料の安さに集中しています。一方、展示方法や動物ガイド、情報発信の充実を求める声も多数寄せられました。
いかに多くの来園者が、パーク内の展示や情報に目を向けているかが分かりますね。
設備が古い、汚いというだけでパークの印象が悪くなりかねません。
設置から何年も経過してボロボロになった看板はありませんか?
看板をリニューアルするだけで、「新鮮」「清潔」などポジティブなイメージが生まれますよ♪
動物園や水族館を華やかに!パーク内に必要な看板の種類とは?
どんなに魅力的な動物がいても、お客さんに上手くPRできなければ足を運んでもらうことはできません。
初めて来園する方に楽しんでもらうことはもちろん、「次もまた来たい」と思わせるような工夫をしたいものですね。そのツールの一つに、看板が挙げられます。
ここでは、動物園や水族館に設置したい5種類の看板をご紹介します。
1.ファザード看板(壁面看板)
動物園や水族館の出入口正面に設置されている「ファザード看板」です。
お客さんが最初に目にする看板ですから、パークの顔と言っても過言ではありません。
大きく分かりやすい文字でパークの名称を表示すれば、お客さんが迷うことなく入口にたどり着けます。
ファザード看板がパークの第一印象を左右するため、制作の際は「動物園(水族館)の売りや雰囲気を伝える」ことを意識しなければなりません。
可愛らしいアニマルのイラストを入れるなど、子どもの興味を引くことも大切です。
ファザード看板には、フレームと板を組み合わせて作る看板と、立体的な文字を使用した看板とがあります。
看板の素材はさまざま!
木
軽くて扱いやすいのが特長ですが、腐食しやすく強度が低いのが欠点です。
スチール
強度に優れていますが、重さがあり錆が出やすいのがデメリットです。
アルミ
軽さと強度の2つのメリットを持っているため、用途を選ばずに使用できます。
立体文字看板で視認性を高める
ファザードに厚みのある文字看板を用いると、視認性が高くなります。
ステンレスを箱状にしたチャンネル文字や、ウレタン樹脂をアルミやアクリルで挟み込んだカルプ文字の2種類があります。
動物園や水族館の看板では、親しみを感じさせるため、明るい色や丸みのある書体が用いられることが多いです。
看板の文字に黄色を用いることで、「明るさ」や「楽しさ」が表現されています。
入口のそばに動物園の概要が表示されており、初来園の方のこともきちんと考えられていますね♪
ペンギンのイメージに合わせ、看板や案内板の色が水色や白で統一されています。
動物の等身大パネルを設置するのも良いアイデアだと思いました!
2.園内マップ(館内マップ)
「どこにどの動物が展示されているのか」を地図にした園内マップ(館内マップ)は、お客さんが目的の展示にスムーズに辿り着くために必要です。
複雑な地形や広いパークでも、お客さんが迷う心配がなくなります。
マップには展示の位置が記されているほか、出入り口やお手洗い、売店、休憩所、階段といったさまざまな設備が記載されます。
複数階に分かれている水族館などでは、「1Fフロアマップ」「2Fフロアマップ」のように、各階にマップが掲示されていることが多いです。
見やすさを重視
地図看板はあくまでも園内(館内)の案内をするものです。そのため、色もデザインもシンプルで見やすいものが好まれます。
パネルサインのように壁に設置したり、自立看板として床に立てたりするのが良いでしょう。素材は高級感のあるステンレス製がおすすめです。
最新の機能を取り入れる
最近では、QRコードを活用した館内案内を行っているところも増えてきています。
「マップ上のQRコードを読み取るとその位置の情報が入手できる」など、現代ならでは便利な機能を付与してみてはいかがでしょうか。日常的にスマートフォンを使用する若者や子育て世代に喜ばれますよ!
複雑な地形の園内を忠実に再現し、展示の場所が分かりやすくなっています。
Free Wi-Fiや電話、障がい者用トイレ、コインロッカー、エレベーター、駅の方向など、あらゆる設備が個別のピクトグラムで表示されており、とても親切なマップだと思いました。
展示されている動物のイラストを入れると、より分かりやすいですね。
「実物はどうだろう?」とお客さんの期待も膨らみそうです♪
3.個体(種別)紹介看板
動物が展示されている柵や壁に設置し、それぞれの種別や特徴を紹介する看板です。
パークによっては、個体別に紹介看板を設けている所があります。
同じキリンでも、名前が違うように個体それぞれに違いがあります。個体(種別)看板を設置することでお客さんの観察意欲をくすぐり、動物に愛着を持ってもらうことができるでしょう。
子どもでも読めるように
情報があまり多すぎると読みにくくなってしまうため、「名前」「性別」「誕生日」「性格」など最小限の情報に留めましょう。
説明文に漢字を使用する場合は、小さな子どもでも読めるようにふりがなを振っておくと良いです。また、ローマ字や英語を加えると海外から訪れた人に好印象を与えることができます。
暗い場所には照明が必要
明るい場所であれば照明は必要ないため、軽量のアルミ複合板プレートを使用して費用を抑えることができます。
しかし、水族館内は水槽のガラスやアクリル面の反射を抑えるために薄暗くなっています。
このような場所では、看板を見やすくするために照明を設置することをおすすめします。
看板の照明は、外側から照らす「外照式」と内側に光源を設ける「内照式」の2種類があります。
大きく目立つように種別が表示されているため、遠くからでも動物の種類が分かります。
個体の名前や誕生日の他に、性格やよくいる場所が記載されており、識別に役立ちそうです。
黒い背景に白い文字が使用されており、説明文の可読性が高いです。高齢者や弱視の人など、視力が弱い人へのさりげない優しさを感じますね!
シンプルな構成にも関わらず、ユニークな言葉選びで来館者を惹きつけるのに成功しています。
4.記念撮影の顔出しパネル
動物園や水族館の記念撮影でもっとも活用されるのが「顔出しパネル」です。
パネルに目玉となる動物のイラストを描き、顔の部分をくり抜いて作ります。
顔出しパネルはSNSに投稿される機会も多いため、隠れた集客ツールといっても過言ではありません。
人目を惹くデザインも重要ですが、パークの名称を大きく表示することも忘れないでください。
短期間のイベントや屋内に設置する目的であれば、ダンボールスタンドに発砲スチレンパネルを用いた簡易的な看板でも問題ありません。
しかし、長期間屋外に設置する場合、雨風や汚れへの強度が必要となるため、木枠やアルミ複合版を用いるケースが多いです。
最近は、あえて動物の顔をくり抜かず、可愛いアニマルたちと並んで記念撮影できるパークが増えているようです♪子どもから大人まで、誰もが思わず笑顔になってしまいますね。
5.出入口・トイレ・休憩所のサイン看板
動物園や水族館のように、さまざまな設備が混在する施設では、出入口やトイレ、休憩所に誘導するためのサイン看板が必須となります。
例えば、トイレとスタッフルームが隣り合う場所では、サイン看板やルームプレートを設置することで部屋の区別がつきやすくなります。
サイン看板は、壁に設置する「壁面看板」や壁の側面に設置する「袖看板」、地面に建てる「自立看板」など多種多様です。どの種類の看板にも共通して言えるのは、遠方からでも把握できるように、大きな文字とピクトグラムを組み合わせて表示するのが望ましいということ。
暗い屋内では、看板の視認性を高めるため、照明を設置する場合があります。案内看板においては、内照式看板が一般的です。
サイン看板は目的別に次の4つに分けられます。
誘導サイン
施設や設備の方向を指示する目的で設置するサイン。
位置サイン
施設や設備の位置情報を伝えるためのサイン。
案内サイン
利用条件、施設内の代表的な設備と現在地との位置関係を表示するサイン。
規制サイン
立ち入り禁止など来訪者の行動を規制するためのサイン。
一目で水族館だと分かるデザイン、階段の形状に忠実な矢印の描き方が秀逸です。
カラフルな魚が泳いでいる様子は、入館前のお客さんのワクワクした気持ちを表しているかのようですね!
見映えがよくて実用的!おすすめの看板商品をご紹介します♪
弊社・オーエスアートでは、動物園や水族館に設置する看板の製作を承っています。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県のエリアのお客様は、「集客特化プラン」「デザイナーズプラン」「価格重視プラン」の3つの施工プランからお選びいただくことが可能です。
その他のエリアのお客様につきましては、郵送にて商品をお届けする通販サイト・ウェブカンをご利用いただけます。
今回は、ウェブカンの商品から、動物園や水族館で活躍するおすすめの看板商品をご紹介させていただきます♪
サイズフリーのパネル看板
パークの広告看板から園内(館内)マップ、個体(種別)紹介看板まで幅広い用途に使用できるパネル看板です。
最大1220㎜×2440㎜サイズまで対応可能ですが、600㎜×600㎜以下の小さなサイズにも対応しています。
パネルはアルミ複合板ですので、軽量で錆びにくいです。
印刷面にはインクジェットシートを採用しており、画像やイラストの挿入はもちろん、複雑なグラデーションを表現することもできます。
UVカットラミネート加工が施してあるため、屋外でも使用していただけます。
参考価格:4,227円(税込)
どこでも気軽に付けられる垂れ幕
横断幕は、パークの見映えをよくする目的でも使用できますし、サイン看板としての実用性も抜群です。
ポールやフェンスなどにくくるだけで看板の役割を果たしますので、コストパフォーマンスに優れているといえます。
最小サイズの450㎜×910㎜は、休憩所や売店での商品の宣伝にも活用できますよ!
最大で1820㎜×3640㎜のサイズに対応できますので、特別体験イベントやショー、講演会など催事の際もご利用ください。
参考価格:9,039円(税込)
その他、転倒防止用ウエイトなども取り扱っていますので、お気軽にご来店ください♪
まとめ|動物園、水族館には参考になる看板がいっぱい!
今回は、動物園や水族館に必要な看板の種類やお客さんを楽しませるコツをご紹介しました。
動物園や水族館には、実にさまざまな種類の看板が設置されています。
昨今のアニマル人気も影響して、新たにオープンするパークやリニューアルされるパークが多数あります。他のパークとの差別化を図るためにも、看板デザインを一新してみませんか?「SNS映えする」看板として話題になれば、集客アップにも繋げられますよ!
動物園や水族館に設置する看板の作成は、創業26年&製作施工実績4万件以上の弊社・オーエスアートにお任せください!
ウェブカンでは、データ入稿プランのほかに、デザインのご依頼も承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。