スタンド看板にはいろいろな種類がある!メリットやデザインのポイントについて解説します

「看板」の中でもサイズが小さめで、気軽に設置できるのがスタンド看板です。

スタンド看板は文字通り立てるタイプの看板で、立て看板と呼ばれることもあります。

街のいたるところで見かけることができるため、もっとも親近感が持てる看板だと思います。

街ゆく人に親しみを与えられるからこそ、上手く利用すれば集客につなげることができるでしょう。

設置することにほとんどデメリットはなく、メリットを挙げればキリがありません。

スタンド看板の内容が入店の決定打となる可能性も高いです。

飲食店などの店舗や病院、歯科医院などには欠かせないといっても過言ではないでしょう。

これから開業する人もすでに店舗を運営されているオーナーさんも、スタンド看板の設置を前向きに検討するべきです。

今回は、スタンド看板を店舗や医院に取り入れた場合のメリット(効果)や種類、加工方法、デザインの事例などをご紹介します。

スタンド看板は集客に繋がる!?知っておきたい3つのメリット

スタンド看板は壁面看板や袖看板などとは違う自立した看板です。

店頭の入り口付近に設置し、店名やキャッチコピー、商品メニュー、価格などを表示して入店を促すのが主な役割となります。

お客様の目線に近く印象に残りやすいため、デザインや入れる情報によっては新規顧客の獲得も可能です。

ここでは、スタンド看板の設置で得られる3つのメリットをご紹介していきます。

1.手間や価格を最小限に抑えられる

コストダウンの画像

スタンド看板は壁面看板や袖看板のように大掛かりな作業が必要ないため、取り付け業者による工事費などを削減することができます。

看板工事は高所作業を伴うこともあるため、費用が高額になりがちですが、スタンド看板ならばそのような心配はありません。

もし、何らかの事情で店舗を移動するということになっても、取り外し作業や取り付け作業を専門業者に依頼する必要はないのです。

商品さえ納入してしまえば後は地面に置くだけですので、ご自身で好きな時に設置できます。キャスターを付ければ移動がより楽になりますよ!

それゆえ、閉店後の片付けも簡単で、シャッターの中に入れておけば不在時の落書きやいたずらなどを防ぐことも可能です。

梅雨の時期は雨による錆が起きやすいため、屋根の下や店内に設置すると長く使用することができるでしょう。

2.広いスペースがなくても設置できる

立て看板の画像

似たような看板に「ポール看板」や「野立看板」などがありますが、これらを設置するには道路にある程度広いスペースが必要です。

スタンド看板であれば、限られた場所しか使用できない場合にも設置することが可能ですし、移動もすぐに行えます。

近隣トラブルを起こすことなく通行人にお店の宣伝を行うことができる、というのは間違いなく大きなメリットになるでしょう。

サイズが小さめな分、強風で倒れる恐れがありますが、スタンド部分(脚)にウエイトを載せれば防止できます。

省スペースで設置ができるため、期間限定ショップや企業セミナー、イベント会場の出入り口に利用されることも多いです。

「設置場所を変えてみたい」などと、その日の気分によって置き場所を変更することもできるのは便利ですね!

3.通行人の興味を引くことができる

立て看板を見ている通行人の画像

最小限の手間や費用で簡単に設置できるだけでなく、効率よく通行人の興味を引くことができるのがスタンド看板の最大のメリットといって良いでしょう。

歩行者にもっとも近い場所にあるスタンド看板は、目に留まりやすく訴求力が非常に高いです。看板から出入口までの距離も短い分、入店を迷う暇も与えません。

実際、私たちが店頭の看板に目を留めた時、なんとなく「入店しなければならない」心理になることってありますよね。店員さんが呼び込みをしていたらなおさらです。

スタンド看板は入店を左右する重要度の高い看板であるため、ぞんざいな内容ではあってはならないでしょう。

かといって、ごちゃごちゃしていては一見さんに情報が伝わりません。

壁面看板やファザード看板などの大きな看板に比べ、表示できる情報に限りがあります。

だからこそ、お客様に一目で理解してもらえるようなデザインが望ましいです。

お店のペルソナ(顧客像)を絞り込み、どんな人に来店してほしいか今一度考えてみてください。

店名に加え、お店のイメージを表す写真やイラスト、PRポイントを表示すればとても魅力的な看板になるでしょう!

スタンド看板の種類・使用用途・加工方法を知っておこう!

一言でスタンド看板といっても、さまざまな種類があります。

形によって主に6種類に分けることができますので、看板を設置する業種や目的に応じてどの種類がもっとも適しているかを判断しましょう。

ここでは、スタンド看板の種類やそれぞれに適した使用用途、加工方法の一例をまとめてご紹介させていただきます。

1.A型看板

立て看板の画像イラスト

スタンド看板の中でもっともよく使用されている種類がA型看板です。

看板を横から見た際に、アルファベットのAの形に似ていることからこの名前で呼ばれています。

A型看板はほとんどが折りたためる仕様になっているため、閉店後保管する際に場所を取らないのがメリットです。

両面タイプと片面タイプの2種類がありますが、二方向で通行人に訴求できることから、両面タイプの方をおすすめします。

大きさは1m~1.2m程度が一般的ですが、1m以下の小型サイズや2m以上の大型サイズまで幅広く制作することが可能です。

2枚のトタン板をアルミフレームや木材のスタンドに貼り付けて完成させます。

黒板タイプの看板は「イーゼル看板」と呼ばれることもあり、オシャレで可愛らしい雰囲気を演出することができますよ!

飲食店などのショップやサロン、学習塾など幅広い業種に適しており汎用性が高いです。

2.T型看板

T字看版の画像イラスト

文字通り、アルファベットのTを逆さにしたような形状からこの名称で呼ばれています。

タワーサインと呼ばれることもあります。

スタンド部分がしっかりしているため安定性が高く、倒れる心配も少ないです。

縦長や横長など、さまざまなサイズや形で作成することが可能です。

アルミ複合版で看板の土台を作ってから表示面を貼り込んでいく加工方法が一般的です。

表示面の作成方法にもいくつかあり、職人が手描きしたもの・塩ビフィルムを粘着剤で貼り付けたもの・印刷したポスターを貼り付けたものなどがあります。

最近では、大型のインクジェットプリンタにデザインデータを出力したものを印刷して張り込むのが主流です。

印刷した塩ビフィルムの上からUVラミネート加工を施せば、表示面の色褪せや傷を防ぐことができます。

スマートな印象を与えることから、歯科医院などのクリニックに適しているでしょう。

3.L型看板

アルファベットのLに似た形状をしていることからL型看板と呼ばれています。

片面タイプの看板になるため1方向でしかアピールできませんが、表示面に傾斜が付いているため視認性が高いといえるでしょう。

スタンド看板の中でも特に省スペースで、奥行を40㎝以下にすることも可能です。

その一方で、表示面が広くレイアウトしやすいというメリットを持ちます。

T型看板同様、インクジェット出力シートをアルミフレームに貼り付けて作成します。

店舗やクリニックのみならず、不動産情報の掲示や会場案内板としても多く用いられており、屋内のメニュー表示などでも活用できます。

4.R型看板

L型看板とよく似ていますが、表示面の傾斜に丸みを帯びているのがR型看板の特徴です。

カーブサインと呼ばれることもあります。

デザイン性に優れているため、美容院やホテル、アートギャラリーなどで用いられることが多いです。

5.バナースタンド

バナーとは「旗」のことで、印刷したポスターやのぼりなどを取り付けるタイプのスタンド看板です。

もっともポピュラーなのは、印刷物(ロールスクリーン)を巻き取る仕様になっているロールアップバナーです。

縦2m×横0.8~0.9m程度のサイズが好まれますが、中には横2m以上のロールスクリーンを使用したものもあります。

バナーの四隅にハトメ加工を施し、アルミ製のスタンドのツメに引掛ければ完成です。

インパクトが強く人目につきやすいため、大型商業施設でのイベントや催しものなどの宣伝にも適しています。

持ち運びしやすく、表示面の取り換えが比較的容易であることから、シーズンものの商品PRに大いに役立つでしょう。

6.電飾スタンド看板

下町飲み屋街の看板の画像

夜間に光る電飾スタンド看板の最大のメリットは、暗闇の中でも目立たせることができるという点です。

365日24時間、通行人にアピールできるというのは非常に魅力的だと思います。

電飾スタンド看板は、内部から照らす「内照式看板」と外部から照らす「外照式看板」の2種類があります。

内照式看板は看板内部にLEDや蛍光灯などの照明を内蔵して照らす仕組みになっています。

看板をムラなく照らすことができるのがメリットです。

看板の本体に照明を納めなければならないため、ある程度厚みが必要になります。

光を透過しやすいアクリル板にシートを貼り付けて作成します。

一方、外照式看板は看板の上部に照明を取り付けて照らす仕組みです。

光源を内蔵する必要がないため、サイズや種類、素材を問わず幅広い看板に対応することができます。

電飾スタンド看板は、パチンコ店や居酒屋、バー、カラオケなど夜間営業を行っているお店や、夜間診療の病院などには必須の看板といって良いでしょう。

人目を惹く看板のデザインとは?SNSの反応や実際の施工事例をご紹介します!

人を惹きつける看板とはどのようなものなのでしょうか。

魅力的な看板はSNSでも反響を呼びますし、それだけで集客効果が望めます。

皆さんの看板づくりの参考になりそうなSNSの声をピックアップしてみました。

最低限の情報のみを表示したシンプルな看板は、意外と人目を集めます。

お店の外観や内装を背景に、店名と営業時間のみを記載するというこちらのデザインは、オシャレなカフェづくりをしたい方の参考になりそうです♪

飲食店のスタンド看板には、提供するメニューの画像も集客に効果的です。

おいしそうな料理の写真を見て食欲をそそられる経験は誰にでもありますよね。

値段の安さを売りにしているならば、商品の価格を表示するとなお通行人の目に留まりやすいでしょう。

スタンド看板は設置や撤去が非常に簡単なため、1日限りの演奏会などにも活用されています。

強調したい箇所の文字サイズを大きくしておけば、来場した人に一目で分かっていただけます。

さて、弊社・株式会社オーエスアートでは、これまでにたくさんの看板を施工させていただきました。その中には、もちろんスタンド看板も含まれます。

壁面看板や袖看板と同時にご依頼を承ることも可能です。ぜひ、皆さまも店舗やクリニックの店頭にスタンド看板を設置してみませんか?

●ネイルージュさま

オーエスアート製作のネイルージュ様の看板
オーエスアート製作のネイルージュ様の立て看板

メインターゲットが美容に関心のある女性ということで、洗練された清潔感のあるデザインに仕上げました。

店名や電話番号、ホームページのURLのほかに、施術メニューや料金を記載することで初めてのお客様にも来店していただけるようになっています。

●笹野台ファミリー接骨院さま

オーエスアート製作の笹野台ファミリー整骨院様の看板
オーエスアート製作の笹野台ファミリー整骨院様のT字看板

可愛らしいキャラクターを入れ、幅広い世代の方が親しみを持てるデザインになっております。

壁面看板やウインドウサインの補助的な役割として設置することで、華やかさもアップ!

きっと、2度、3度と足を運びたくなるに違いありません♪

まとめ

今回はスタンド看板のメリット(効果)や種類、加工方法、デザインの事例などをご紹介しました。

看板の中でもコンパクトなスタンド看板ですが、思った以上に集客に影響することが分かり、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

設置してあるのとないのとでは、外観にも雲泥の差があります。

まだスタンド看板を設置していないオーナーさんも、既存の看板の交換を検討されている方も、ぜひスタンド看板の作成に興味をお持ちいただければと思います。

弊社・株式会社オーエスアートでは、スタンド看板単体でも制作させていただきますが、メインとなる壁面看板と併せて承ることが可能です。

皆さん、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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