駅や大型店舗の中で、壁面に設置されたデジタルネイサージを見ることが増えてきました。デジタルネイサージは看板やメニュー表などさまざまな活用法があり、自由度の高い情報発信ができます。
サイズやタイプもさまざまあり、導入しようか迷う方もいることでしょう。そこで、今回はその魅力をお伝えするとともに、導入する際のメリットとデメリットを紹介していきます。
デジタルサイネージとは?
デジタルネイサージは、日本語で電子看板や電子公告などと呼ばれるもので、屋内外の公共機関や店舗内などで多く設置されています。
これまでの看板といえばボード類が主流でしたが、デジタルネイサージはデータの更新や切り替えが瞬時でできるなどメリットが多くあり、切り替える企業が増えています。
デジタルサイネージの主な種類
デジタルネイサージは大きく分けて、スタンドアロン型とネットワーク型、インタラクティブ型の3種類があります。
スタンドアロン型
スタンドアロン型は、インターネットによる通信機能を持たないシンプルなタイプで、ネットワーク型に比べて価格が安く、導入も簡単なことが特徴です。
映像や画像などコンテンツを更新するときはUSBメモリなど外部接続が必要となり、複数のデジタルネイサージの同時更新や遠隔操作などに対応していない一面もあります。
ネットワーク型
御堂筋線梅田駅1番線のデジタルネイサージ運用開始された模様。 pic.twitter.com/rL22ChQqVZ
— Metro21611F (@Vvvf20seriescar) August 4, 2019
ネットワーク型はインターネットによる通信が可能なタイプで、ネットワーク機能を活用してオンライン配信管理システムによる、コンテンツの同時配信や表示のオン・オフなど、リモート操作できることが特徴です。
インタラクティブ型
インタラクティブ型は、ユーザーがモニターにタッチしてメニューを選択できるタイプで、近年では自動販売機やイベントのプロモーションなどで導入されています。
デジタルサイネージの活用法
デジタルネイサージはなんといっても視認性が高いため、さまざまな場所やシーンで活用されています。
例えば、観光地やイベント会場では、インタラクティブ型のデジタルネイサージを多く見かけますが、案内板として多言語翻訳機能を搭載し、外国人観光客の誘導や案内役を担っています。
また、医療機関や金融機関、そのほか公共施設でも導入が進んでいて、待合室や受付番号を表示するケースがあり、1度は見たことがある!という方もいるでしょう。
駅や大型商業施設では、売り出し中の商品情報や、映画情報、各施設で配信したい情報を随時発信しています。壁面に設置してあることが多いです。
デジタルサイネージのメリットとデメリットを解説
自由度の高さに注目が集まるデジタルネイサージは、多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
ここでは、デジタルネイサージのメリットとデメリットを紹介するので、導入を検討している方はぜひ目を通してください。
メリット
はじめに、デジタルネイサージのメリットから見ていきましょう。
タイミングや時間帯に合わせたコンテンツ配信が可能
デジタルネイサージは、さまざまな場所や店舗で、時間帯に合わせたコンテンツ配信ができます。昼と夜で異なるメニューを表示させたり、一定期間のセール中のみセール情報を配信したりすることが可能です。
夜間でも鮮やかに表示されるため、昼夜を問わず高い視認性を保つことができます。こうした利便性の高さは、ユーザーに合わせた情報発信に役立ち、欲しい情報をリアルタイムで得られることもメリットと言えるでしょう。
PCやスマホでも表示内容を変更でき多くの情報を発信できる
ネットワーク型のデジタルネイサージなら、PCやスマホから表示させるコンテンツを変更することが可能です。
例えば、キャンペーンや緊急セールなどを告知する場合でも、ポスターを印刷したり看板を作り直したりする手間がありません。
テレビのチャンネルを切り替えるように簡単操作でコンテンツを変更できるので、リアルな情報をより多く発信できる強みがあります。
場合によっては鉄道の運休情報など最新ニュースの配信もできるので、ユーザーにとって有用かつ利便性の高い情報発信を瞬時にできるメリットがあります。
壁面に設置すれば設置スペースを取らない
mnデジタルネイサージもしやるやらここに出すので広告の勉強とか人の目線見がてらにサイズ感のイメージにしにきやした pic.twitter.com/m6rraOmWq1
— 真紅の千人将🥕💖💙ありがとう (@QQhimehina1220) December 21, 2022
デジタルネイサージを各施設内の壁や柱に設置することで、設置スペースを取らずにコンテンツ配信ができます。
従来は、どのような施設でも看板を置く場所を考える必要がありましたが、デジタルネイサージならさほど多くのスペースを必要としないこともメリットです。
また、イベント告知などのポスター類も看板を置くことに比べると、貼る場所があれば良いものですが、デザインや印刷、貼り替えなどの作業工程が発生します。
看板や紙媒体のポスター類と比べても、置き場所の心配がなく余分な作業工程もほとんどないことはデジタルネイサージならではのメリットと言えるでしょう。
デメリット
デジタルネイサージは、これまでの広告媒体のすべてを盛り込んだ利便性の高い広告媒体だといえますが、メリットばかりではなくデメリットもあります。
初期費用やランニングコストがかかる
デジタルネイサージを設置する際は、初期費用がかかります。専用のディスプレイや通信関連、ハードやソフトの購入など、設置する場所により大がかりな工事になることもあります。
ネットワーク型を設置するなら、インターネット回線使用料やサーバーの管理費などの運営費用もかかるため、事前にどのくらいの金額になるか見積もりを取ったり調べたりしておく必要があるでしょう。
故障のリスクがある
デジタルネイサージのディスプレイは精密機器のため、どうしても故障のリスクは避けられません。
精密機器にも関わらず屋外に設置されることもあり、雨風の影響や落下などで破損することも考えられるでしょう。
設置場所付近には電源が必要
電気製品のため、看板として起動させるには近くに電源が必要となります。もちろんコードを長いものを取り入れることで対応することは可能ではありますが、その場合、電源からデジタルサイネージまでの配線問題や通行などによるトラブルや故障の原因にもなりやすいこともデメリットの一つです。
設置予定場所を確認し、イメージをしておくことが非常に重要となります。
デジタルサイネージを導入して自由度の高い情報発信を!
デジタルネイサージは、視認性が高く多くの情報発信ができることが魅力です。コンテンツの更新や切り替え、ユーザーに合う情報をリアルタイムで配信できるなど、今後の活躍も期待するところがあります。
近年では、交通機関やモールでの活用をはじめ、小売店・スーパー・ホームセンター・イベントや展示会・飲食店・ホテル・病院やクリニックなどさまざまな場所で導入され、外出すれば見かける方も多いでしょう。
オーエスアートでは、さまざまな種類の看板制作を提案・提供しており、デジタルネイサージの設置のみならず、コンテンツ制作や販売経路などのご相談にも対応しています。
デザイン力と自社制作力を強みにお客さまの悩みを解決へと導きます。近年注目のデジタルネイサージ導入を検討している方は、この機会に問い合わせてみてはいかがでしょうか。