東京の街には多種多様な看板がズラリと並んでいます。
東京で起業や出店したいと考えている人、「東京で一儲けしてやるぞ!」という野望を抱いている人は数えきれないほどいらっしゃることでしょう。
日本の総人口は約1億2475万人(令和4年9月時点)。そのうち東京都の人口は約1400万人で第1位です(令和4年8月1日時点)。中でも、世田谷区や練馬区、大田区に人口が集中しています。
人口が多ければ、それだけ企業や店舗も多く、競合が多数存在するということです。
東京で集客を得ようとするのであれば、看板を立てることが必須といえます。
しかし、ただ看板を置けば良いというわけではなく、いかに広告効果を出せるかが重要です。
今回は、東京で看板を立てる時のポイントや駅ビル・駅地下・繁華街で必要性の高い看板の種類をご紹介します。
出典:統計局ホームページ/人口推計(令和4年(2022年)5月確定値、令和4年(2022年)10月概算値) (2022年10月20日公表)
東京で看板を設置する目的や集客アップに繋がる理由とは?
大企業の半数近くが東京にあると言われ、飲食店、小売店、学習塾、不動産屋、サロン、クリニックなど多様な業種が街の至るところに存在します。
今や集客をインターネット広告に頼る企業も少なくありませんが、看板が必要なくなったわけではありません。
ここでは、東京で看板を設置する目的や集客アップに繋がる理由についてご説明します。
看板は唯一無二の宣伝ツールである
スマートフォンやパソコンが普及した現代では、看板を設置する意味はあるの?と考える方もいるでしょう。もちろん、看板を設置することに意味はあります。
インターネット上では、ユーザーの検索履歴などから需要の見込める内容の広告が表示されるようになっています。これは、ターゲティング広告と呼ばれるもので、ターゲットをある程度絞れるためホームページへの誘導に効果的です。
一方、看板は人通りの多い場所(東京であれば駅のホームや駅地下、駅前繁華街)に設置するだけで広告効果を発揮します。
デザインやキャッチコピーでターゲットを絞ることも可能ですが、自動的に不特定多数の人をターゲットにしているのです。
つまり、看板は屋外に置くことのできる、唯一無二の宣伝ツールといえます。
インターネット広告と併用することで、知名度や認知度の向上に繋がるでしょう。
歩いている時や乗り物に乗っている時に、何気なく看板に目を留める人も少なくありません。インターネットで店舗や企業を検索するきっかけになることもあるでしょう。
来訪者の目印になる
集客アップのツールとして、看板以外にもチラシやダイレクトメールがあります。これらを駆使してお客さんの興味を惹くことに成功したとしましょう。
しかし、「いざ目的地に到着したら看板がなく、どこに店舗や事務所、クリニックがあるのか分からない」というのでは、せっかくの来訪も台無しです。下手をすれば、お客さんが帰ってしまうこともあります。
特に、東京は似たようなテナントビルが所狭しに建ち並び、初めてその場所を訪れる人は迷ってもおかしくありません。
看板は「お客さんになってくれそうな人への宣伝ツール」でありつつ、来訪者の目印でもあるのです。
ですから、店舗や事務所、クリニックの所在地には看板の設置が必須といっても過言ではありません。
人も建物も多い東京では、看板を頼りに目的地を探すことも珍しくありません。
皆さんも、都会の街で看板を目印にした経験がおありではないでしょうか。
東京の駅周辺で必要性の高い看板の種類とは?広告効果を出す方法も解説
東京で看板を設置する場合、ターゲットを不特定多数にするか、あるいは絞り込むのかを考えなくてはなりません。その上で、看板の種類やデザインを決めていきます。
より多くの人に自社を知ってもらうには、お店や事務所だけでなく、駅周辺に看板を設置する必要があるでしょう。
ここでは、東京の駅周辺で必要性が高いのはどの種類の看板か、広告効果を出す方法を併せて解説していきます。
駅看板(サインボード)
駅看板とは、駅の構内やホーム、線路前のフェンスなど駅に設置される看板のことです。
看板の素材や使用用途は?
比較的大きなサイズの看板が多く、アルミ複合板やアクリル板にインクジェット出力シートを貼り付けたものが主に使用されます。
短期間から長期間まで掲載が可能な交通広告で、商品やイベントの告知、店舗案内、企業PR、学校案内、医療施設など幅広い用途で用いられます。
看板の中にLED照明を内蔵した「内照式看板」を設置すれば、より目立たせることができます。
設置するメリットは?
東京にはJR・私鉄・地下鉄など合わせて80もの鉄道路線が走っています。
JRだけでも、JR山手線、JR埼京線、JR中央線…と挙げればキリがありません。京王線、小田急線、東京メトロ丸ノ内線、ゆりかもめなど全国的に有名な路線も数多く存在します。
どの線も通勤や通学、レジャーなどで乗り降りする人の数が凄まじいため、不特定多数の利用者への広告効果が期待できるでしょう。
毎日の行き帰りで同じ駅を利用する人に、反復訴求による「情報の刷り込み効果」も望めます。
広告効果を出す方法は?
駅や路線を利用する人の層を考え、適切な場所に看板を設置することです。
例えば、アニメの聖地である秋葉原駅や池袋駅にはアニメの広告看板、若者や外国人観光客が多く集まる原宿駅や渋谷駅には人気アイドルやスキンケアの広告看板が適しているといえます。
ローカル線では、その地域の病院や学校の看板をよく見かけますね。
看板に興味を持った人がSNSに投稿した場合、拡散による集客アップにも繋がります♪
屋上看板(塔屋看板)
屋上看板とは、ビルや商業施設の屋上に設置される看板のことです。
看板の素材や使用用途は?
駅ビルやテナントビルが多く建ち並ぶ東京都心で多くみかける看板で、商品名や企業名、ブランドなどの宣伝広告に用いられます。
耐久性や耐水性を必要とするため、鉄骨をベースに、トタンやインクジェット出力シートを貼り付けたアルミ板やアクリル板で製作します。
看板を設置するのに高所作業が伴うと足場を組む必要があるため、他の看板に比べてコストがかかります。
設置するメリットは?
駅ビルや繁華街の建物に設置することで、駅を利用する人やロータリーでバスを待つ人、交差点で信号待ちをする人、通行人などに訴求効果を発揮します。
広告面が大きければ大きいほど強いインパクトを与えることができるでしょう。
高所に設置するため、細かい文章や複雑な情報を伝えるのには向きませんが、看板自体が大きく、遠方からの視認性は非常に高いです。
広告効果を出す方法は?
情報を多く詰め込むよりも、名称やロゴマークのみを掲載するなどシンプルなデザインが好まれます。
外側もしくは内側にLED照明を取り付けることで、夜間でも視認性を高めることができます。
屋上看板は人の心に残りやすいようです。運よくテレビに映り込んだ場合、番組の視聴者に広告効果を発揮する可能性もありますね♪
シャッター看板(シャッターサイン)
シャッター看板とは、店舗や事務所のシャッターに装飾を施す看板のことです。
看板の素材や使用用途は?
来訪者や通行人に、店舗や事務所が閉まっていることを伝える目的で設置します。東京では駅の地下街や商店街でシャッター看板を見かける機会が多いです。
シャッターには凹凸があるためペイントが難しいイメージですが、実際はペンキ塗装やインクジェット、カッティングシート出力シートなどで装飾が可能です。
ペンキ塗装は経年劣化で塗膜の剥がれなどが目立つことがありますが、塗装を下地にインクジェット出力シートを貼ることで耐久性を高めることができます。
設置するメリットは?
閉店時間も広告効果が期待できること、休日や夜間にも自社のアピールができることが最大のメリットです。
東京の駅周辺は夜間でも人通りが多いため、シャッター看板が大いに役立ってくれるでしょう。
逆に、シャッター看板がないことで「お店がなくなった」と勘違いさせてしまう可能性があります。
広告効果を出す方法は?
シャッター看板で集客アップを狙うなら、開店時に足を運んでもらうための工夫が必要です。なるべく広い範囲にペイントを施し、イラストや写真、文字を配置すると目に留まりやすいでしょう。
イラストや写真を入れる場合は、ブランドや店舗のイメージに沿ったものにします。
一般的に、シャッター看板には以下の項目が記載されます。
- 店名やクリニックの名称
- ロゴマークや主力商品の写真
- イメージイラスト
- 営業時間や定休日、電話番号
- キャッチコピー
「来店してみたい」と思わせるようなデザインにしたいですね。通常の看板とは目的が異なるため、シャッター看板はカラフルなくらいが丁度良いでしょう♪
東京駅はキャラクターストリートで、浅草の仲見世商店街はシャッター壁画で有名な観光スポットです。どちらもシャッター看板があるおかげで、コロナ禍の営業自粛期間も賑やかな印象でした。
壁面看板(パネル看板)
壁面看板とは、建物の壁や店舗・事務所の入口付近に設置する看板のことです。入口付近に設置するものは、ファザード看板と呼ばれることもあります。
看板の素材や使用用途は?
建物の外壁や店舗の出入口正面に取り付けることで、企業やブランド、店舗、商品、イベントなどの宣伝を行うことができます。来訪者の目印としても必須の看板といえるでしょう。
小型サイズから大型サイズまで幅広いサイズがあり、狭いスペースを有効活用することができます。
駅ビルなど人通りの多い場所に大きな壁面看板を貼れば、自然と歩行者の視界に入ります。
屋外に設置する場合、軽量で耐水性、耐湿性に優れたアルミ複合板が使用されることが多いです。ステンレス板は価格が少し高めですが、錆に強く耐久性が高い素材で、高級感が出るため重宝されています。
設置するメリットは?
競合の多い東京では、他社(他店)との差別化を図るため、独創的なデザインの壁面看板が好まれます。インパクトの強いデザインだと、SNSで話題になることもあります。
また、店舗の雰囲気やターゲット層をさりげなく伝えることができるため、新規顧客獲得に繋がります。
広告効果を出す方法は?
駅の改札を出てすぐ、あるいは定番の待ち合わせスポット(例えば、渋谷駅のハチ公前、新宿駅新南口のペンギン銅像前、虎ノ門駅のオーバル広場など)から見える場所に看板を設置することで、長時間にわたり注意を向けさせることが可能です。
夜間の視認性を維持するためにも、LEDライトを取り付けたいところ。看板の内外部にライトを設置する方法もありますが、ガラス管を使用した「ネオンサイン」は煌びやかな繁華街にピッタリです。
どんな壁面看板が製作できるの?
弊社オーエスアートは東京や神奈川、埼玉、千葉のエリアで看板製作を行っている看板専門店です。
東京での施工実績も豊富で、多くのお客様からお喜びの声をいただいております。
ここでは、実際にオーエスアートが施工させていただいた東京の壁面看板をご紹介いたします!
看板の素材に木材を使用し、立体文字を組み合わせました。高級感を大切にしつつ、「東京に住んでみたい」という人や「東京都内で賃貸物件を探している」という人を、温かく迎え入れてくれそうな雰囲気に仕上げました。
テナントビルの目立つ位置にパネル看板を取り付けることで、通行人の目を惹くように工夫しました。実際にお店で提供されている料理が掲載してあるため、お腹が空いている人の食欲をそそることでしょう!
幡ヶ谷駅前にある学校の建物に大きなシートサインを設置し、学院の場所が分かりやすくなりました。
高所作業を行い、比較的高い位置に貼り付けたため、駅のホームや電車の車内から看板が見える可能性が高いでしょう♪
東京の駅周辺や繁華街で大活躍する看板アイテムのおすすめをご紹介します!
弊社・オーエスアートでは、上記でご紹介した看板以外にも、さまざまな種類の看板製作を承っています。
また、対応エリア外(関東圏外)にお住まいのお客様にもご利用いただけるよう、看板通販サイト「ウェブカン」を運営しています。
ここでは、東京の駅周辺や繁華街で活用できるおすすめの看板アイテムをご紹介します。
窓や扉に貼るインクジェットシート
インクジェットシートは、駅ビルやテナントビルの窓や扉に貼るだけで大きなサイズの看板になります。
駅前の建物では、窓が駅のホームに面していることも多いため、電車を待つ不特定多数の人に宣伝効果を発揮します。
フルカラーで印刷可能ですので、文字や写真、イラストなどを鮮やかに表現することができます。
ポスター感覚の小さなサイズから、窓一面に貼れる大きなサイズ(最大1220×3000㎜)まで対応可能です。
フェンスや柵に取り付ける垂れ幕・横断幕
垂れ幕・横断幕は、フェンスや柵、ポールに紐でくくりつけて使用するタイプの看板です。
鉄道沿線のフェンスや建物の境界にある柵、ビルのベランダなどに設置することができます。
取り付けや取り外しが比較的容易なため、イベントや催事の告知で用いられる機会も多いです。
サイズも幅広く、(最大1820×3640㎜)まで対応可能で、建物の壁面に大きく表示することもできます。
まとめ
東京の街で必須といえる看板ですが、設置する上でもっとも悩むのが「デザイン」ではないでしょうか。
周りに森や畑しかない田舎町であれば、大きな看板を立てるだけでも十分な注目を浴びることが可能でしょう。
しかしながら、大都会・東京にはシンプルな看板から奇抜な看板まで、多様性に富んだ看板が設置されており、看板のデザインに失敗すれば埋もれてしまいます。
もちろん、看板が設置してなければ、お店や企業の存在を見つけてもらうことさえ難しいといえます。
看板のデザインに悩んだ時は、提案から製作、施工まで一貫したサービスを行っている「株式会社オーエスアート」にぜひご相談ください。