看板を含む屋外広告物は、マンションオーナーや不動産会社の皆さんと入居者、買主の人の出会いのきっかけとなる重要なツールです。
魅力的な看板は、景観を良くして街に活気をもたらすことでしょう。つまり、街のブランド力を向上する要素に成り得えます。
街のブランド力が高いエリアでは、マンションなど不動産の資産価値が落ちにくいため、買い手や住み手が見つかりやすいといえます。
住む人に愛される看板を立てることで、「ここに住みたい!」と思わせる街づくりに貢献していきたいものですね。
今回は、東京や横浜など首都圏のマンションや不動産広告の看板を制作する時のおすすめのデザインをご紹介します。
不動産の需要がある人気エリアとは?理想的な看板デザインを考えよう
近年、メディアが各自の調査で人気エリアに順位を付けた「住みたい街ランキング」や「住みやすい街ランキング」が話題となっています。実際、ランキング上位の街は他の地域に比べて発展しており、不動産の需要が高い傾向にあります。
住みたい街の上位エリアの取り組みを参考に、理想的な看板デザインについて考えてみましょう。
首都圏で特に人気の街はどこ?
住みたい街として特に人気が高いのは首都圏です。
首都圏とは1都7県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)のことをいいますが、中でも人気が高いエリアは1都3県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)です。
各ランキングで常に上位にあり注目されているのが、横浜エリア(神奈川県)や吉祥寺エリア(東京都)、恵比寿エリア(東京都)です。人気エリアへの交通の便の良さから、埼玉エリアに移住する人も増えています。
今日は東京です🌟
— miniko (@minimomo112) December 10, 2022
やっぱり東京に住みたい😫将来社畜を引退したら、マンション買って引越ししよ〜老後の目標ができた💖笑
横浜にもまた住みたいなぁいいところ❗️
約2年ぶりの引っ越しでした。
— 三浦 (@0217syu) September 9, 2020
3LDK借家→1DKマンションへ変更です。
憧れの横浜です。
入らない家具を捨てました。
これからは通勤が楽になり家賃が少しだけ安くなります。
駐車場は屋根付きで満足!
そして憧れの横浜です。 pic.twitter.com/1wEmgmEZfx
(住みたい街ランキングで大宮が3位、浦和が5位に!)
— さいたま市広報課 (@SaitamaCityPR) March 3, 2022
本日、株式会社リクルートより発表された「住みたい街ランキング2022首都圏版」で、大宮と浦和が過去最高順位となりました!
大宮と浦和は、5年連続でトップ10にランクインしています。
詳しくは、リンク先へ。https://t.co/dlLFARHqy2 #さいたま市 pic.twitter.com/oY2Qy3TxRF
生活の利便性や娯楽の多さ、情報・経済・文化が集中していることなどから、「東京に住んでみたい」と思う人は増え続けています。地方から上京して賃貸物件に住んだり、家を買ったりするケースも少なくありません。
魅力的な看板を立てて、どんどん人を呼び込みたいですね♪
看板の存在意義は全国的に高まっている?
ブランド力を高めて「住みたい街」になるには、都市景観の美化や街の活性化などが最適といわれます。
街づくりの大きな要素と考えられているのが、看板などの屋外広告物です。その裏付けとして、屋外広告物を対象とした表彰制度が全国的に広まっています。
首都圏で実施されている表彰制度の一例をご紹介します。
- 東京都文京区 「文の京」都市景観賞(景観広告賞)
- 神奈川県横浜市 横浜・人・まち・デザイン賞
- 神奈川県横浜市 横浜サイン賞
- 千葉県千葉市 千葉市都市文化賞 景観広告部門
- 山梨県 美しい県土づくり大賞 おしゃれな広告物賞
全国の自治体で屋外広告物への取り組みが進んでいることから、看板の存在意義が強くなっているといえます。
これらの表彰制度では、菓子店や理美容室、飲食店などさまざまな建物の看板が評価されています。皆さんも、不動産屋さんやマンションの看板で入賞を目指してみてはいかがでしょうか。
参考文献:国土交通省 まちとつながるサイン 地域に共感される屋外広告物
住みたい家を目指すのに理想的な看板デザインとは?
住みたい家になるために重要なのは、住む人からいかに愛されるかという点です。
看板は、広告主の皆さんから見れば効果的な宣伝ツールですが、その一方でお客様との貴重なコミュニケーションツールでもあります。
多くの情報を提供しようとしたり、奇抜なデザインで目立とうとしたりすると、一方通行になりがちです。
ですから、看板をデザインする時は、限られたスペースを駆使し、物件や企業の特性を瞬時に伝えることを第一に考えます。ロゴやモチーフを用いたシンプルな看板は、誰の目にも魅力的に映ることでしょう。
そして、何よりお客様に好感を持っていただける看板デザインが理想的です。自治体の表彰制度で評価されている看板は、おしゃれなデザインであるか?街の雰囲気やターゲットに合った色彩であるか?などの課題をクリアしています。
また、不動産広告は主にファミリー層がターゲットになるため、柔らかい色を選ぶ、暖色を使う、可愛らしいイラストを入れるといった工夫をすると良いです。
マンションや不動産広告の看板の種類とは?効果的な活用方法についても解説
マンションやアパートを経営されるオーナー様や不動産会社の方は、「一人でも多くの人に入居してほしい」「少しでも高値で物件を売却したい」と考えていらっしゃるでしょう。
他業種と比べて扱う商品の価格が高い分、掲示する看板が入居率や売却価格に大きな影響を与えることがあります。
ここでは、マンションや不動産広告の看板の種類や効果的な活用方法について解説します。
分譲看板
分譲マンションや分譲地などを売りに出す際、売り物件であることを知らせるための看板です。移動させることを前提とし、地面に脚を立てた野立看板を用いることが多いです。
売主の社名や連絡先のほか、マンション名やPRポイント、部屋や土地の見取り図が記載されることがあります。看板の上部に「売物件」「分譲住宅」「好評分譲中」といった文字を描き、下部にその他の情報を入れるレイアウトが定番です。
宅建業法第33条により、宅地の造成又は建物の建築工事完了前の場合は、開発許可や建築確認を受けなければ広告ができないため注意しましょう。
【リーブルガーデン長尾】#さぬき市長尾
— ロータリーの土地 (@LandRotary) November 21, 2020
残り1区画の分譲地です。
長尾駅まで徒歩3分、交通が便利で小学校、中学校は徒歩15分圏内で通学しやすい立地です。
気になる方はチェックしてくださいね。#年間約130区画造成販売 #創業49周年https://t.co/EVtc2nQu2e pic.twitter.com/LV4Nzalsk1
材料には、軽量で耐久性が高いアルミ複合板を使用するのが一般的です。
分譲マンションの場合、建物の外観や室内の写真を入れると、より効果的にお客様の興味を惹くことができるでしょう。
募集看板
入居者募集や借主募集、駐車場利用者募集などの募集を目的に設置する看板です。
対象となる物件や貸地の外壁、もしくはその周辺に取り付けます。
問い合わせ先の社名や電話番号を記載しておけば、お客様がスムーズに連絡できます。
屋外広告物を掲示するには許可を受ける必要がありますが、小規模な自家用広告物(原則、10㎡未満)であれば許可が不要の場合があります。詳しいルールは各自治体のホームページ等でご確認ください。
参考文献:東京都都市整備局 東京都多摩建築指導事務所 > 屋外広告物
看板通販サイト「ウェブカン」では、分譲看板や募集看板として活用できる垂れ幕を取り扱っています。雨に強いターポリン素材なので、屋外への設置も安心です。
なお、垂れ幕や横断幕も看板扱いとなるため、道路や電柱に取り付ける場合は道路使用許可申請を取るようにしてください。
参考価格:9,039円(税込)~
管理看板
管理する物件や土地、駐車場に設置し、誰が管理しているのかを表示する看板です。
パネルを外壁に取り付けることもあれば、野立て看板を設置することもあります。
看板の上部に「管理物件」「管理地」といった文字を描き、下部に管理会社の名称や電話番号を入れるレイアウトが定番です。駐車場に設置する場合、「関係者以外駐車禁止」といった注意書きが添えられることがあります。
長期間使用することが想定されるため、アルミ複合板やステンレスなど耐久性が高い素材が望ましいです。
看板通販サイト「ウェブカン」では、管理看板として活用できるパネル看板を取り扱っています。小さいサイズやお求めやすい価格の看板をお探しの方におすすめです!
UVカットラミネート加工を施せば、紫外線による変色を抑えることができます。
参考価格:4,277円(税込)~
誘導看板
物件までお客様を誘導するための看板です。分譲物件への道案内や、住宅展示場、モデルルーム、オープンハウス、ショールームなど、あらゆる不動産イベントで使用されます。
道路や物件の入口など、建物の近くに設置されることが多く、移動や撤去を前提とし、歩道に置くスタンド看板や電柱に横断幕やシートを貼り付ける看板などが主流です。
最低限の情報でまとめるのが望ましく、「売出中」「現地見学会会場」「オープンハウス開催中」といった文字を大きく描き、主催する会社名を添えるデザインが定番です。
お客様が迷わずに物件の場所までたどり着けるよう、看板の中に矢印を描いておくと良いでしょう。
ウェブカンで販売中のスタンド看板は、誘導看板として活用していただけます。
L型タイプのスタイリッシュな外観は、物件や会社のイメージ向上に一役買ってくれるでしょう。省スペースでありながら表示面が広く、レイアウト次第で視認性を高めることが可能です。
キャスター付きなので、場所を変えたいと思った時にすぐ移動ができます。
参考価格:21,310円(税込)~
プラカード看板
イベント時などにお客様を目的地に誘導する用途は誘導看板と似ています。
しかし、プラカード看板は道に建てたり外壁に取り付けるものではなく、駅や街頭で人が持って使用するものです。別名「手持ち看板」と呼ばれることもあり、持ち手となるポールをネジなどで固定して使います。
屋外広告物の一種ですが、自治体によって条例の範囲外としている場合があるため、事前に確認を取りましょう。
分譲住宅の販売とかで、椅子に座ってプラカード持ってる人、仕事とはいえめちゃくちゃ大変だと思う
— マオフ(Ro-Gun's🔫) (@goripon29) December 25, 2021
ホント、すごいと思う
今日通りかかったマンションのモデルルームの真前の歩道で、全然別の会社が分譲しているマンションの広告プラカードを持って立っている人がいた😅
— ほんすとっく📊孤独なグラフおたく (@hon_stock) May 8, 2021
結構あからさまな感じだけど、業界的には普通のことなのかな?
人が持って集客を行うプラカード看板はインパクトがあるため、SNS上で話題にしている方を多く見かけます。
お客様の注意を惹く効果が高く、物件が住宅街の中にあり目立たない場合や、近くに競合する物件、不動産会社がある場合に有効です。
マンション看板(銘板)
マンションやアパートの物件名が書かれた看板は、「銘板」「館銘板」と呼ばれます。建物の顔と言っても過言ではなく、デザイン一つで物件の印象が大きく変化します。
長方形の銘板を外壁に化粧ビス止めしたタイプが一般的ですが、最近では素材や形状が多様化しており、オーナー様のご希望を自由に反映することが可能です。
マンション看板は主に以下の5タイプが用いられています。
ステンレス銘板
高級感を演出することができ、錆に強いメリットがあります。
アクリル銘板
親しみやすく清潔感のある印象になり、軽量且つ傷がつきにくいのがメリットです。
木製銘板
温かみのある雰囲気になり、落ち着きや安心感をもたらすことができます。
立体文字銘板
厚みのある箱文字と平面的な切り文字の2種類があります。名称が立体的に見え、重厚感が生まれます。鏡面仕上げやメッキ仕上げなどさまざまな加工が可能です。
自立銘板
金属や木材などで銘板を自立させるため、存在感が増して人目に付きやすいです。デザインや素材の選択肢が多いのもメリットです。
LEDライトを併設することで、夜間も物件名を明るく照らすことができます。
暗がりでも文字を判読しやすく、建物の印象を昼と夜で違うものにできるのが最大の特徴です。
看板の照明は、外側から照らす外照式と内側に光源を内蔵した内照式の2種類があります。
外壁塗装するついでに、アパートの銘板を変更しようと思っているのですが、最近はオシャレなのが沢山ありますね〜。
— ペリカン【不動産投資ブロガー】 (@Pelican0825) February 20, 2020
こういうの変更するだけでも、外観の印象が変わりそうな気がします。#アパート銘板 pic.twitter.com/5EtH3d4P4s
マンションの館銘板や看板って意外と大事と思うのよ。
— ウーファードゥンドゥン丸◎ (@kojirase_men) July 31, 2022
そこがオシャレだと「あっいいなぁ、って思う」
集合住宅は、お手入れや居住者の質でその築年数を味にも毒にも変えられる。仕立て次第。
— 日々の泡@故あって…真弓🥃name (@hitokoto_areba_) June 13, 2020
情緒のカケラもない金本位なひとがオーナーだと、朽ちていくだけなのよ。エントランスの電灯にしても郵便受けにしてもマンション名の銘板にしても、愛を持って手を掛けているかがうかがえるもの。…なんだかなぁ
マンション看板は、来訪者が最初に目にするものです。銘板がなかったり物件名が手書きで貼られたりしていると、清潔感や信頼感に欠けてしまいます。
お客様に「ここに住みたい」「安心して生活できそう」と思っていただくためにも、魅力的な銘板を設置したいものですね♪
当社が担当した首都圏のマンションや不動産広告の看板の施工事例をご紹介!
当社「オーエスアート」は、これまで多くの看板施工をご依頼いただきました。東京や横浜などで、マンションや不動産広告の看板を製作・デザインした実績が豊富です。
ここでは、当社が担当した施工事例の一部をご紹介します!
◎東京都江戸川区 ジングハウス様
壁面看板やファザード看板、銘板を施工させていただきました。黒と白の2色の配色でインパクトを強め、「見やすさ」にこだわりました。銘板にはスポットライトを付け、夜間でも明るく目立たせることを可能にしています。
◎神奈川県横浜市 M-HOUSE様
住みたい街として人気の横浜エリアで、ステンレス切り文字の銘板、出入り口横の銘板、ウインドウサイン、スタンド看板を施工させていただきました。
色合いに統一感を持たせ、落ち着いた印象に仕上げています。ガラス窓のあるオフィスでは、大型のT字看板が屋外のお客様に宣伝効果を発揮してくれるでしょう。
◎神奈川県高座郡 株式会社エーアンドエステート様
駅に近く競合他社が多いため、依頼者様の企業イメージをベースに、明るく人目を惹きやすい配色にしました。ウインドウサインの文字を英語表記にするなど、コテージ風の可愛らしい建物が映えるように工夫しています。
今後も、街の景観を大切にし、依頼者様のご希望に沿った看板製作に努めてまいります。皆さまの「住みたい家づくり」「住みたい街づくり」にぜひご協力させてください。
まとめ
弊社は、住みたい街として人気を集めている1都3県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)の看板製作をデザインから一貫して行っている会社です。
上記以外のエリアのお客様にもご利用いただけるよう、通販サイト「ウェブカン」も開設しております。
看板は屋外広告物に該当するため、取り付ける際は各自治体の屋外広告物条例に従う必要があります。また、落下や倒壊の恐れがある広告物は違反広告物となり、罰則が適用される可能性があるためご注意ください。
ボロボロになった看板は街の住環境に悪影響を及ぼす違反広告物とみなされる恐れがあるため、古くなった看板は取り替えることをおすすめします。
看板のデザインに悩んだ時は、提案から製作、施工まで一貫したサービスを行っている「株式会社オーエスアート」にぜひご相談ください。