看板を制作する上でもっとも重要なテーマとなるのが、それはいかに「お店に足を運びたい」とお客さんに思わせられるかどうかです。
どんなに華美な装飾がしてあっても、どんなに個性的なデザインであっても、お客さんからの印象が悪ければ看板の意味を成しません。
自己満足で終わらせないためには、消費者目線に立ち、自分だったらどんな看板の店に立ち寄りたいかを考えることが大切です。
看板は、お客さんがお店や会社の雰囲気を想像する唯一の判断材料といっても過言ではありません。
看板は自社の「顔」と同じなのです。
皆さんは、看板選びの基準として優先されるべき「第一印象」と「サブリミナル効果」についてご存知ですか?
看板は第一印象が肝心!メラビアンの法則は看板にも当てはまる?
「人は見た目が9割」「第一印象がその人に抱くイメージの90%を占める」などという言葉を耳にしたことはありませんか?
実際、皆さんが初対面の人と会う時、顔や声、話し方などの外面上の特徴でその人の人柄を想像することでしょう。
そして、そういった第一印象はその後の人間関係をも左右すると考えられています。
この法則は人対人のみならず、人対看板でも当てはまります。
第一印象は数秒で決まる!メラビアンの法則とは?
人の第一印象を決める大きな要素となるのが外見的な特徴で、中でも視覚情報から受ける影響は55%にもおよぶといわれています。
この法則は「メラビアンの法則」と呼ばれており、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが唱えたものです。
メラビアンの法則によると、3秒~15秒のごく短い時間で人の第一印象が決まり、その決め手となるのが言語以外の非言語コミュニケーションだとされています。
ビジネスにおいても注目されているワードですので、知っておいて損はないと思います。
言葉を話す“人”であっても50%以上が見た目…ならば、喋らない看板の第一印象は見た目が100%と言って良いでしょう。
参考文献:“第一印象”は心構えで変えられる! 印象をよくする「3つのポイント」をお教えします〈tenki.jp〉 | AERA dot. (アエラドット)
メラビアンの法則と看板改装の重要性
メラビアンの法則を看板に当てはめるとすれば、パッと見た瞬間が勝負の分かれ目となります。
街中を歩いている人が、ふと看板を目にして心惹かれれば来店する気になるでしょうし、逆に興味を抱かなければ縁はなくなるといえます。
新規顧客獲得における看板のデザインで意識したいことが2点あります。
1.初めてのお客さんが入店しやすいこと
店舗の外観が閉鎖的だったり、お店の雰囲気が分かりにくい看板だったりすると、入店を躊躇してしまう人も少なくありません。
基本的には開放的で明るく、お店の特徴を表したシンプルな看板が望ましいでしょう。
2.どんな店なのかがひと目で分かること
「カフェだと思って入ったらバーだった」「バーだと思って入ったらヘアサロンだった」など看板のイメージと職種に相違があってはなりません。
せっかく需要があっても、供給に至らなければ元も子もないのです。
看板を製作する際は、お店の雰囲気に合ったデザインであるかどうかを再確認しましょう。
看板を改装したことでお客さんの印象が大きく変わった事例があります。
バー専門店らしからぬ外観で入店を躊躇う方が多かったお店が、外装と看板を改装した結果、お客様アンケートで「改装前に比べてお店に対する印象が良くなった」「入店しやすくなった」との回答を得ました。その割合はなんと約90%にも及んでいました。
参考文献:厚生労働省 資料:収益力の向上に向けた取組みのヒント 19P
デザインを工夫して潜在意識に訴えかけよう!看板でサブリミナル効果を与えるには
看板選びで優先したいポイント二つめ“サブリミナル効果”は、少し心理学的なお話になってしまうかもしれません。
しかし、この効果を上手く取り入れることができれば、新規顧客の獲得やビジネス成功に繋がる可能性が高まります。
看板の製作や改装を検討されている方は、ぜひとも最後までお読みください。
あまり深く考えず、肩の力を抜いて耳にすると「サブリミナル効果はなんて面白いんだ!」と感じると思いますよ。
無意識のうちに来店したくなる!サブリミナル効果とは?
潜在意識とは、人が自覚していない意識=潜んでいるものの存在している意識のことをいいます。
具体的には、幼少の頃の体感や過去の経験、習慣、先入観などで蓄積されたものです。
そして、その潜在意識に働きかけることで特定のメッセージを刷り込ませる手法のことをサブリミナル効果といいます。
※テレビ番組や映画、アニメ、ゲームなどに用いられることがありますが、テレビ放送では「適切ではない」と原則禁止されています。ただし、法律では禁止されていません。
例えば、長編映画に“ある商品”が登場する短いシーンを何度も差し込んだとします。すると、それを観た人は無意識のうちにその商品が欲しいと思ってしまうのです。
テレビを観ていて、何度も飲料水のCMが流れてくることがあります。CMのタレントがおいしそうにゴクゴク飲んでいるのを見ると、喉が渇いたり同じ飲料水を飲みたくなったりしてしまうのと同じ心理ですね。
サブリミナル効果を最大限に発揮するためには?
看板においてサブリミナル効果を発揮させるには、たくさんの人に定期的に見てもらう必要があります。
映画やCMであれば1コマを何度も登場させることが可能ですが、看板はそういうわけにはいきません。
道路沿いや繁華街にある店舗の看板は、通り過ぎる人の目に一瞬しか触れません。
そんな条件下でサブリミナル効果を取り入れるには、目に触れる機会を多くする以外にないのです。
設置期間が長ければ長いほど、人目に触れる機会が多ければ多いほど看板の内容はたくさんの人の潜在意識に刷り込まれていきます。
- 開店する前から看板を上げておく
- 人目につくインパクトのあるデザインにする
- 人通りの多い場所を選ぶ
このような点を考慮して看板を設置すれば、自ずとサブリミナル効果が発揮されることでしょう!
スケール効果やランドマーク効果との併用で集客率を上げよう
看板におけるサブリミナル効果をより高めるには、スケール効果やランドマーク効果など、ほかの広告効果と併用するのが良いと思います。
スケール効果とは、屋外広告特有の効果で、チラシや販促物に比べてサイズ(スケール)が大きいため、強いインパクトを与えることができるというものです。
見た人の心に印象づけるために、ほかの店よりも大きな看板を設置するというのも一つの手法といえます。
ランドマーク効果とは、直接的なメッセージを書き込むことで、見た人が店舗を見つけやすくすることを指します。
外を歩いていると「〇〇から徒歩~m」「〇〇を左に曲がったところ」などの道案内が書かれた看板をよく見かけますが、これもランドマーク効果の一つです。
また、「おいしいコーヒーを飲むならここ!」と書いたり、ビールジョッキの形をした看板を立てたりするのもランドマーク効果といえます。
実際の声から見やすく魅力的な看板を読み解く!
弊社・株式会社オーエスアートでは、これまでにたくさんのお客様からご依頼いただき、たくさんお喜びの声をいただいています。
実際の声をお聞きいただけば、真に見やすく魅力的な看板がどんなものか、ご理解いただけるかと思いますので、一部ご紹介させていただきます。
●大正屋ブーランジェリーさま
「かわいいオシャレなパン屋さん」をデザインテーマに、手作りパン屋さんの看板を手掛けさせていただきました。
外観が可愛らしくパンはおいしいと、オープンからさっそくSNSで話題になりました。
パン屋さんだと一目でわかりますし、可愛いもの好きの女性やお子さまなら一度は入ってみたいと思うお店になっています♪
●博多てんぷら食堂 なぐや さま
見るだけでも食欲をそそる天ぷら料理が売りのお店です。
国道246号線沿いに位置するため、車内からでも目に付くような看板をデザインさせていただきました。
初めてでも入店しやすく、遠くからでもインパクトのある看板に仕上がっています。
実際の料理の画像を入れ込むことで食欲をそそり、集客効果を高めることに成功しています。
看板づくりはオーエスアートにお任せください!
弊社ではSNSで話題になるような「映える」看板や、ふらっとお店に立ち寄りたくなるような看板を製作してまいりました。
これは、創業26年という積み重ねと、実績豊富な専門スタッフが在籍していることにあると自負しています。
「デザインがキレイなだけ」という単なる見掛け倒しではなく、看板を長く使用できるノウハウも心得ているため、耐久性にも優れた製品を提供することが可能です。
今回ご紹介した第一印象やサブリミナル効果を活用した看板の設置を希望されているお客様も、ぜひ一度オーエスアートにご相談ください。
初回提案無料、現地調査やお見積りも無料ですので、まずは他にはない高いデザイン性を実感してみてください。